SHELBY COBRA HISTORY
伝説のはじまり
キャロル・ホール・シェルビーは、レーシングカーコンストラクターとして有名になる以前、1950年代を代表するアメリカ人レーシングドライバーとして、その名を広く知られています。1954年、アメリカやヨーロッパのレースで16の最速記録を達成し、1956年と1957年には、Sports Illustrated誌のドライバー・オブ・ザ・イヤーを受賞。そして1959年には、アストンマーチンでル・マン24時間レースに勝利しました。 その後、持病の狭心症のためにレースを引退したシェルビーは、1962年に英国スポーツカーメーカーACカーズの「エース」をアメリカへ輸入し、この車に4.7LのフォードV8エンジン搭載を企画。これが伝説のスポーツカーCobraのはじまりとなりました。
キャロル・ホール・シェルビーは、レーシングカーコンストラクターとして有名になる以前、1950年代を代表するアメリカ人レーシングドライバーとして、その名を広く知られています。1954年、アメリカやヨーロッパのレースで16の最速記録を達成し、1956年と1957年には、Sports Illustrated誌のドライバー・オブ・ザ・イヤーを受賞。そして1959年には、アストンマーチンでル・マン24時間レースに勝利しました。 その後、持病の狭心症のためにレースを引退したシェルビーは、1962年に英国スポーツカーメーカーACカーズの「エース」をアメリカへ輸入し、この車に4.7LのフォードV8エンジン搭載を企画。これが伝説のスポーツカーCobraのはじまりとなりました。
1963年
289cinエンジンを搭載したShelby Cobraが、アメリカの国内レースシリーズで圧倒的強さを誇る
1964年
前年の実績を買われフォードのレース部門を引き継ぎ、マスタングをベースにシェルビー GT350 Bプロダクション ロードレーサーを製作
ル・マン参戦用のコンペティションクーペ「シェルビー・デイトナ」のテストで、イギリスの高速道路において時速298km/hを記録。この事件により英国政府は高速道路に速度制限を設定したといわれる。この年のル・マンではGTクラス優勝を果たす
1965年
427cin FordV8（500馬力）を搭載したCobra 427を開発しFIAのGTレースに参戦。デイトナ、セブリング、モンツァ、ル・マン、ニュルブルクリンク、ランス他11レースで優勝。10年間王座に君臨したフェラーリを抑え見事FIA GTチャンピオンに輝く
289cinエンジンを搭載したShelby Cobraが、アメリカの国内レースシリーズで圧倒的強さを誇る
1964年
前年の実績を買われフォードのレース部門を引き継ぎ、マスタングをベースにシェルビー GT350 Bプロダクション ロードレーサーを製作
ル・マン参戦用のコンペティションクーペ「シェルビー・デイトナ」のテストで、イギリスの高速道路において時速298km/hを記録。この事件により英国政府は高速道路に速度制限を設定したといわれる。この年のル・マンではGTクラス優勝を果たす
1965年
427cin FordV8（500馬力）を搭載したCobra 427を開発しFIAのGTレースに参戦。デイトナ、セブリング、モンツァ、ル・マン、ニュルブルクリンク、ランス他11レースで優勝。10年間王座に君臨したフェラーリを抑え見事FIA GTチャンピオンに輝く
1966年
悲願のル・マン制覇を目論むフォードは、GT40の優勝請負人としてシェルビーに全てを託し3度目のル・マンに挑戦。ヘンリー・フォード2世の見守る中、フォードGT40Mk2はワン・ツー・スリーフィニッシュで完璧なルマン制覇を果たした
1967年
前年に続きGT40Mk4をル・マン2年連覇へと導き、フォードのイメージ向上におおいに貢献するも、生産コストの問題から427コブラの生産中止を決定
1969年
惜しまれながらもキャロル・シェルビーはレース活動からの引退を表明
悲願のル・マン制覇を目論むフォードは、GT40の優勝請負人としてシェルビーに全てを託し3度目のル・マンに挑戦。ヘンリー・フォード2世の見守る中、フォードGT40Mk2はワン・ツー・スリーフィニッシュで完璧なルマン制覇を果たした
1967年
前年に続きGT40Mk4をル・マン2年連覇へと導き、フォードのイメージ向上におおいに貢献するも、生産コストの問題から427コブラの生産中止を決定
1969年
惜しまれながらもキャロル・シェルビーはレース活動からの引退を表明
CONTINUATION HISTORY
コブラの復活
60年代に生産されたコブラは、6台製作されたデイトナクーペやコンペティションモデルを含めても953台足らずであり、公道仕様にデチューンされたはS/Cはさらに希少であったため、80年代からコンテンポラリー社やERA社など多くのメーカーが誕生しレプリカモデルを生産しました。このような復刻を望むムーブメントに応えるべく、1980代後半にキャロル・シェルビーは個人的に保有していたスペアパーツを集め新しく製作したフレームに組込み、コンテニェーション・モデル（後継生産）というかたちで新車を製作するコンセプトを立ち上げました。これによりShelby CobraはCSX4000シリーズとして復活を遂げたのです。
60年代に生産されたコブラは、6台製作されたデイトナクーペやコンペティションモデルを含めても953台足らずであり、公道仕様にデチューンされたはS/Cはさらに希少であったため、80年代からコンテンポラリー社やERA社など多くのメーカーが誕生しレプリカモデルを生産しました。このような復刻を望むムーブメントに応えるべく、1980代後半にキャロル・シェルビーは個人的に保有していたスペアパーツを集め新しく製作したフレームに組込み、コンテニェーション・モデル（後継生産）というかたちで新車を製作するコンセプトを立ち上げました。これによりShelby CobraはCSX4000シリーズとして復活を遂げたのです。
1998年
シェルビー・アメリカン社がCSX4000シリーズの生産拠点をテキサス州からネバダ州ラスベガスへ移転
2003年
社名をシェルビー・オートモービルズに改めCSX4000シリーズの生産を継続。FRPボディはメキシコのHST社、アルミボディはポーランドのカーカム社が製造を行う
2006年
社名をシェルビー・ディストルビューション・コーポレーションに変更。HST社はFRPボディ製造から撤退。代わって南アフリカに製造拠点を持つスーパーフォーマンス社がシャシーとボディの生産を受け持ち、シェルビー・ディストルビューションにてアッセンブルされ完成車となる
シェルビー・アメリカン社がCSX4000シリーズの生産拠点をテキサス州からネバダ州ラスベガスへ移転
2003年
社名をシェルビー・オートモービルズに改めCSX4000シリーズの生産を継続。FRPボディはメキシコのHST社、アルミボディはポーランドのカーカム社が製造を行う
2006年
社名をシェルビー・ディストルビューション・コーポレーションに変更。HST社はFRPボディ製造から撤退。代わって南アフリカに製造拠点を持つスーパーフォーマンス社がシャシーとボディの生産を受け持ち、シェルビー・ディストルビューションにてアッセンブルされ完成車となる
2009年
CSX4000シリーズの生産が完了し、サスペンションに改良が加えられたCSX6000シリーズにバトンタッチ。289FIAモデルはCSX7000、Slab sideモデルはCSX8000、デイトナクーペモデルはCSX9000シリーズとなる
現在、シェルビー・アメリカン・オートモービルクラブのレジストリーに登録されないレプリカモデルの中でも、スーパーフォーマンスMk2 FIA、Mk3はCSXモデルと同じファクトリーで製造されキャロルシェルビーライセンシングinc.から公認を受けた、唯一のモデルである
CSX4000シリーズの生産が完了し、サスペンションに改良が加えられたCSX6000シリーズにバトンタッチ。289FIAモデルはCSX7000、Slab sideモデルはCSX8000、デイトナクーペモデルはCSX9000シリーズとなる
現在、シェルビー・アメリカン・オートモービルクラブのレジストリーに登録されないレプリカモデルの中でも、スーパーフォーマンスMk2 FIA、Mk3はCSXモデルと同じファクトリーで製造されキャロルシェルビーライセンシングinc.から公認を受けた、唯一のモデルである
